俺が思う老害になる瞬間は、
自分の価値観を「正解」だと思い込み、
相手に押し付け始めた時。
年齢はあまり関係ないと思ってる。
少し前に、
50代の弁護士と飲んでいて大喧嘩した。
俺にも悪いところはあった。
ただ、むちゃくちゃ引っかかったのが、
聞いてもいないのに、自分の価値観を一方的に押し付けてくること。
正論ですらない。ただの押し付けが腹たった。
その人の人生では正しかっただけの、
その人なりの価値観。
仕事はこうするべき。
人間ならこうあるべき。
若いならこう動くべき。
長く生きて経験が増えれば、
自分なりの答えが増えていく。
それ自体はいいことだと思う。
でも、
「俺はこうしてうまくいった」から、
「お前もこうするべき」に変わった瞬間に話は変わる。
人によって育った環境も違う。
性格も違う。
大切にしているものも違う。
同じ状況でも、
選ぶべき答えが同じとは限らない。
もちろん俺も30代になって、
仕事、恋愛、ファッションについて
自分なりの考えをかなり持つようになった。
だからこそ普通に怖い。
知識や経験が増えるほどに、
自分の答えを他人にも当てはめたくなるから。
俺が意識しているのは、
相手には相手の人生があることを忘れないこと。
自分より年下でも、
経験が少なくても、
その人なりに考えて
その人なりの答えを出そうとしている。
アドバイスを求められたら、
自分の経験を伝えればいい。
でも求められてもいないのに、
「お前は間違ってる」
「こうした方がいい」
と他人の人生に入り込む必要はない。
相手が欲しいのは、
答えじゃなくて、
ただ話を聞いてほしいだけかもしれない。
人は歳を取ったから老害になるんじゃない。
自分の価値観を絶対的な正解だと思い、
相手へのリスペクトを失った瞬間に老害になる。
俺も自分の答えは持っていたい。
でも同時に、
「俺の答えは、俺にとっての答えでしかない」
という感覚も、ずっと大切にしていきたい。
鷹平(ようへい)
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